声を出さずとも役の本質や関係性は表現出来る!?

役作りってホント悩ましい。

台本をしっかりと読んで、想像力を膨らませて云々・・・

正直そんな抽象論は聞き飽きていると思いますが、言うは易し行うは難しですね(;^_^

考えて答えが出ないのは仕方ないし、そーゆー時こそ外に目を向けるのも大切。映画でもドラマでも小説でも、何でも良いですが、何となく観たものでも「あっ」と気付く事があったり…

話は変わりますが、最近再放送されていた「科捜研の女」を観る機会があった。

「科学は嘘をつかない」を信条の元、沢口靖子演じる榊マリコが、最新技術やデータを武器に数々の難事件を解決する1話完結型のテレビ朝日木曜ミステリー枠のサスペンスドラマ

出演される方々も役者経験豊富な方ばかりで、話自体も面白いので、高視聴率やシリーズ化する理由にも納得。話知ってても、再放送やってると観ちゃう魔力がある。

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主人公・榊マリコの本質

あんま宜しくないかもしれないけど、ドラマ観るとつい役の本質を考えてしまう。

主人公の榊マリコってどんな人物なのか!?

一応肩書きとしては、京都府警科学捜査研究所の法医学研究員であり、ドラマを見れば分かるけど、同僚・部下への無茶振りが多い。かなり傍若無人なので、もし彼女と一緒に生活をするとなれば、かなり振り回されるだろうし、その影響からかバツイチの設定となっている。

この字面だけだと、仕事が出来ても絡みたくないなぁ~と思ってしまう

だけどそれが許される理由って、彼女の本質である自分の信念を曲げることなく、科学の力で真実を追い求める一生懸命な姿を見ているからであり、また彼女自身、悪気があってやっているのではないことを周りは知っているから。

真っ直ぐに自分の信じた道を突き進む人間なので、時に回りの同僚や刑事と衝突することもあるけど、それらの行動は彼女の本質の裏返しなので、周りも彼女を毛嫌いすることはない。

本質を掴んで役作りしないと、きっと榊マリコは嫌なだけの人間に見えてしまう

役として考えれば、ちょっと行き過ぎた傍若無人ぷりを見せた方が、榊マリコの本質が観る人にも伝わる。いかに視聴者に嫌味を感じさせず、同僚や刑事に無茶振りをするかといった視点でドラマを見ると普段と違って面白い。

榊マリコの具体的な傍若無人な行動

難解な事件を取り扱う事が多いので、科捜研のメンバーは慢性的に稼働時間が膨らんでいる。

特に若村麻由美氏演じる医学部病理学科法医学教室教授の風丘早月には、徹夜明けにも関わらず、解剖を依頼したりと、最近ではブラック企業撲滅が声高らかに叫ばれる世の中だけど、お構いなしにブラックなお願いもちらほら。

時には捜査のため、徹夜明けの同僚に対し、どこにいるか分からない猫を探せ(かなり無茶振り)と言い、榊自身はホームレスの集団に混じり、団欒する様子のシーンもあった。

とにかくジジイだろうと、徹夜明けだろうと容赦はしねぇぇ(◣∀◢)ψ

ただこれらの行動って非常に分かり易いし、1時間の枠という限られた時間なので、周りの役者もかなーり説明台詞をいれていた。なので役作りにおいては、あまり参考にならないかも…

説明台詞なしに役の関係性や本質を表現

個人的に自分が観た回で最もいいなぁ~と思ったシーンは、研究所内で榊マリコが同僚と話すシーンだった。当ドラマでは、調査結果をホワイトボードで説明する事がある。

榊マリコが、斉藤暁演じる上司の日野和正を押しのけ、ホワイトボードを自分に近づけ、あまり悪びれる様子もなく、淡々と説明し始めるシーンだ。普通こんな失礼な事やらんし、一般企業であれば上司にブチ切れられる。

この間、説明台詞は一切無く、またほぼ声を出さずに、両者の関係性や榊マリコの本質が現れているなぁ~と、思わずクスッと笑ってしまった。

最終的に声優は声だけで表現することに特化する必要があるんだろうけど、いかに声を出さず、役の本質や関係性を表現出来るか、その点を考えてみるのはとても重要な事だと感じる。

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